ヨドコウ迎賓館
(旧山邑家住宅)

※現在保存修理工事のため閉館中
◆開館日
 毎 土・日・水曜日と祝日
◆開館時間
 10:00〜16:00
 (入館は〜15:30)
◆入館料
 大人・大学生は500円
 小・中・高校生は200円
◆所在地
 〒659-0096
 兵庫県芦屋市山手町3-10
◆お問い合わせ
 淀川製鋼所 PRグループ
 TEL:06-6245-9103
 ヨドコウ迎賓館
 TEL:0797-38-1720

建物概要

国指定重要文化財
設計:フランク・ロイド・ライト
実施設計・施工監理:遠藤新・南信
設計年:1918年
竣工年:1924年
構造:鉄筋コンクリート
敷地面積:約5,200
建物面積:約359.1
延べ床面積:約542.43

links

新年のご挨拶

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    新年あけましておめでとうございます。

    本年もヨドコウ迎賓館、ならびに当ブログをよろしくお願いいたします。
     

    2016年10月に始まった保存修理工事も1年以上が経過しました。

    昨年11月には工事の状況をご覧いただく「保存修理工事見学会」を開催し、多くの方にご参加いただきました。

    今年もホームページやブログ等で工事の状況をお知らせ出来ればと考えております。

     

    また、昨年にはFacebookも始めました。

    ブログ更新のお知らせや館長・スタッフが撮影した写真を随時アップしておりますので、そちらもフォローしていただけたら嬉しいです。

     

     

    今朝の開森橋から見た芦屋川の様子です。

    あいにく天候が悪く、雲で見えづらくなってしまいましたが、当館の足場テントも見えます。

     

     

    まだ桜の季節には早いですが、あと3ヶ月もすれば桜が満開です。

    その際にはまた写真をお届けしますね。

     

    2018年もよろしくお願いいたします。

     

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    ライトツアー5日目 〜落水荘〜

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      いよいよライトの最高傑作といわれる「落水荘」の見学です。

      この作品からフランク・ロイド・ライトの第二期黄金時代が始まります。

       

      早朝の6時過ぎにホテルを出発して8時前に到着しました。

      オープンが8時からなのでしばらくバスで待機して、いよいよビジターセンターに向かいます。

       

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      ビジターセンターの受付です。

      この奥にカフェやショップ、展示室などがあります。

       

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      手荷物を備え付けのロッカーに預け、3班に分かれてツアー開始。

      ガイドはもちろん英語ですので、ツアーナビゲーターの遠藤さんと添乗員の方に加え、参加者の中で英語の堪能な方に通訳をしていただきました。

       

      この建物は、デパートのオーナーであるカウフマン氏の別荘として建てられました。

      1937年の完成ですので、ヨドコウ迎賓館が竣工した13年後になります。

      この時ライトは70歳で、一時期スキャンダルで仕事が激減していましたが、この建物やツアー3日目に訪れた1939年完成のジョンソン・ワックス本社などから再び黄金時代を迎えました。

       

      しばらく森の中を歩くと川の流れる音が聞こえ、建物が徐々に見えてきます。

       

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      下の写真は手前にある橋の上から撮りました。

      天気が良かったこともあり、建物の石とコンクリート、そして周辺の樹木との色のコントラストがとてもきれいでした。

       

      川の上にバルコニーが付き出る構造になっていますが、このバルコニーが傾いてきたため、大規模な修理工事が行われて2002年に完工したそうです。

      川は水量が豊富で、音も予想以上に大きく驚きました。

       

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      橋を渡るとパーゴラがあり、下の道は別棟のゲストハウスへ続いています。

      写真の左側に入口がありますが、やはりここも案内がなければ気付かないほど狭い作りになっています。

       

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      入口の手前にある木を避けるため、パーゴラが一ヶ所だけ湾曲して作られているのもライトらしいですね。

       

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      室内に入り、リビングに上がります。

       

      リビングにある暖炉は、今まで見た中で一番大きなものでした。

      左側にある赤いボールは暖炉の前まで動かして、ワインを温める時に使うようです。

       

      暖炉の手前には岩が露出しています。

      有名な話ですが、施主のカウフマン一家が、この家を建てる前にこの岩の上で遊んでいたそうで、ライトはそれをそのまま生かしてこの家を設計しました。

       

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      暖炉手前のダイニングテーブルと椅子は、デザインが少し変わっています。

      これはカウフマン夫人のこだわりで、イタリアで購入したものだそうです。

       

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      ダイニングとつながっているリビングは広々としていて、開放的な窓からは外の景色がきれいに見えます。

      写真では少しわかりにくいかもしれませんが、窓に近づくにしたがって天井が少しずつ低くなっています。

      これは、目線や意識を外に向かわせるためだそうで、岩も天井も、部屋の中にいても常に外の自然とつながるように作られています。

       

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      リビングから川に降りる階段の入口です。

      残念ながら降りることはできませんでした。

       

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      階段を外から見た写真です。

      水面までは届いていません。

       

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      なぜかリビングの隅には見学者用と思われる「うちわ」が置いてありました。

      このようなものも含め、この家でも東洋的な装飾品が多く飾られていました。

      他の部屋には、ライトがカウフマン氏にプレゼントしたという歌川広重の絵がかけてありましたが、何と本物だそうです。今でも普通に飾られているのに驚きます。

       

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      各フロアのバルコニーからはすぐ下に川が見え、川の音とともに鳥のさえずりが聞こえ蝶が舞う、自然を満喫できる環境です。

       

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      寝室の窓がおもしろい形をしていました。

      網戸が内側に開き、窓ガラスは外に開きます。

      コーナーの真ん中に桟がないので、全開にすると、このように開放的な風景を見ることが出来ます。

       

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      外装に使用されている石材が、室内にもふんだんに使われています。

      なんとなくヨドコウ迎賓館との類似性も感じられますね。

      やはり出入口や通路・階段は狭く作られています。

       

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      子供部屋に上がるおしゃれな階段です。

      周りが石材なのでまるで洞窟の中に入っていくような雰囲気です。

       

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      このフロアも庇は低く、アメリカの背の高い方ならすぐに頭を打ちそうです。

      バルコニーには植栽があり、小さい窓は下のフロアにある浴室の明り採りになっています。

       

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      本館の上にあるゲストハウスです。

      写真左側から通路で繋がっています。

      ゲストハウスは、写真でもほとんど見た事がありませんでしたので、楽しみにしていました。

       

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      ゲストハウス入口です。

      通路の屋根は、片持ちの柱で支えられており、視界を遮りません。この構造もすごいですね。

       

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      入口から入って左側にリビングルームがあります。

      本館に比べるとコンパクトですが落ち着きそうです。

       

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      リビングルームから反対側を眺めます。右側が出入口です。

      写真の奥がベッドルームになっていて、ここでも扉や壁で部屋を区切ることはしていません。

      ベッドルームからバルコニーに出られます。

       

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      バルコニーから見ると、この建物が緑に囲まれているのがよく分かります。

      左下に少し見えている石はプールのへりで、結構深いプールがありました。

       

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      見学の最後が、有名なビューポイントでした。

      本館に戻って、少し歩いたところにあります。

       

      バルコニーにいる人の背丈から滝の大きさがよくわかりますね。

      意外にもこの時は見学者が少なく、ゆっくりと撮影ができました。

      アイボリー系の庇や壁が横の広がりを強調するせいか、それほど高さを感じません。そして、自然と建物の調和がとても美しいですね。

       

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      以上で見学ツアーは終わり。

      このあとはビジターセンターに戻って昼食とショッピングです。

       

      ショップでは珍しい物を見つけました。ライトのマリオネットです。

      $56と少々高め・・・。

       

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      いかがでしたでしょうか?

      落水荘は、周辺の自然と相まって本当に素晴らしい建物でした。

       

      ヨドコウ迎賓館と通じるところも多くありましたが、落水荘の方がより開放的で自然に近いイメージでした。当館はどちらかというと石や壁に囲われたやや重厚なイメージですね。

      これは、環境の違いによるところが大きいと思われます。

       

      また落水荘での見学は、写真撮影の有無、外観のみや外・内観両方の見学、食事付きなどいくつかのコースがあり、タリアセンでも同様のシステムでした。このようなことも含めて、今回のツアーはいろいろと参考になりました。


      落水荘を後にしてバスでピッツバーク国際空港に移動し、次の目的地であるニューヨークに向けて約1時間30分のフライトです。

       

      写真は、飛行機から撮影した夕日に染まるマンハッタンです。

      エンパイア・ステートビルが見えています。キングコングはもちろんいませんでした(笑)

       

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      次回はいよいよ見学の最終日となります。

       

       

      ※All the Fallingwater images are used with permission of
      the Western Pennsylvania Conservancy.

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      ライトツアー4日目 〜ミース建築(IIT、レイクショアドライブアパートメント)〜

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        ロビー邸見学後は、近代建築家の三大巨匠の一人である、ルードヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエの建築があるイリノイ工科大学(Illinois Institute of Technology、以下IIT)に向かいました。

        ちなみにミースはIITの教授も務めていたようです。


        キャンパス内は出入が自由で大型バスも入っていきました。

        日本では考えられないのではないでしょうか?


        最初に、ミースの設計ではありませんが、McCormick Tribune Campus Centerという、日本で言うところの学生会館のような建物に寄って昼食をとりました。
        ここには講堂・書店・ミーティングルーム・カフェ・コンビニなどがありますが、この日は休日でしたので閑散としていました。

         

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        電車の高架の下にある平屋の建物が会館です。

        なんとトンネルと建物がくっついていました。

         

        この会館の中には、面白いオレンジ色の窓があります。

         

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        ガラスの間にハニカム状のものが挟まっていて、角度によって見え方が変わります。また、外から光が当たると光の輪がサッと広がり、最初は電飾かプロジェクターを使用しているのかと思いました。

         

        緑に包まれた広大なキャンパスを歩いて行くと、木立の間から大きな建物が見えてきます。

         

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        ミース設計のクラウン・ホールです。

        建築学科の施設として使用されています。

         

        まさに鉄とガラスの建物ですね。

        梁を外に出すことで内部を広くしているそうで、機能重視です。

         

        IITのキャンパス内にミース設計の建物はたくさんありますが、チャペルもありました。 小さくて、シンプルですね。

        ミースの作品としては珍しいレンガ造りです。

         

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        中もとてもシンプルです。

        装飾性豊かなライト建築とは対照的なデザインです。

         

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        IITを出て、空港に向かう途中でもう一件ミース建築を見学しました。

        ミシガン湖のほとりに建つレイクショアドライブアパートメントです。

         

        やはり鉄とガラスでできた高層ツインビルです。

         

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        “アパートメント“ですので、出入口には屈強そうな警備の人がいました。

        65年以上前の竣工時では斬新な建物として、かなり話題になったそうです。

        変わった名称ですが、建物の前に「レイクショアドライブ」という道路がありますので、これが由来だとか。

         

         

        奥に見えるのがミシガン湖、手前がその「レイクショアドライブ」です。

        幹線道路の一つらしく、結構渋滞していました。

         

        ここからオヘア空港に行き、今回の目玉の一つである「落水荘」に向けてピッツバーグへ移動します。

         

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